母乳は赤ちゃんの免疫力を高めたり、あごが発達することで噛む力や歯並びが良くなるなどの良い部分があると言われています。
ママにとっても産後の回復を早めたり乳がんや卵巣がんのリスクが低くなるなど多くのメリットが。
とはいえ、母乳育児をしている中で「なにかしらのおっぱいトラブルに悩んだ」というママさんも多いと思います。
母乳育児におっぱいトラブルはつきもの。
他の母乳育児をしてるママさんの中には、「乳腺炎で熱が出てしまって大変だった」という方や「おっぱいの張りがつらい」など、なにかしらおっぱいにトラブルを抱えながら母乳育児を続けているようです。
私は、末っ子の歯が生えてきた頃に乳首を「ガブッ」と思いっきり噛まれて乳首が切れてしまうというトラブルがありました。
この記事では、母乳育児を体験したことがあるママさん300人に聞いた母乳育児中のおっぱいトラブルの体験談に関するアンケートを元に、よくあるお悩みや解決策をまとめています。
これから母乳育児にチャレンジするママさんや、今現在おっぱいトラブルに悩んでいるママさんがこの記事を読んで、少しでもおっぱいトラブルが予防できればなと思っています。
1人目の子から母乳育児にトライするママがほとんど
母乳育児を何人目のお子さんでしていたのか聞いてみました。
すると、ほとんどのママ(92%)が1人目の子から母乳育児にトライするようです。
やっぱり、1人目から母乳育児にトライするママさんが多い!
中には産院が母乳育児を推奨していたという方もいました。
複数人の子供がいるママさんの場合、一人目を母乳で育てたので二人目以降も母乳で育てるという人もいます。
しかし、一人目の母乳育児でおっぱいになんらかのトラブルが出てしまったり、寝る時間がなくなってしまったなどにより二人目以降はミルクで育てたという方もいるようです。
そのため、二人目以降になると母乳で育てたという方の割合は少なくなっていますね。
1人目の経験を生かして2人目はミルクも取り入れるというママさんが多いのかな
母乳育児をする中で「何かしらおっぱいにトラブルがあった」というママはどのくらいいるのか?
多くのママが1人目から母乳育児をしています。
私も一人目から母乳育児にトライしたのですが、「出産前と比べて授乳中のおっぱいの状態ってかなり変わるな」という印象がありました。
そこで初めての母乳育児をする中で「何かしらおっぱいにトラブルがあった」というママがどのくらいいるのか聞いてみました。
すると、「ある(91%)」、「ない(9%)」という結果に。
多くのママさんがおっぱいトラブルに悩んだことがあるのね。
出産して母乳が出るようになるとおっぱいの状態がかなり変化するということもあり、91%もの方がおっぱいに何かしらトラブルを抱えながら母乳育児をしていたようです。
でも、9%のママさんはおっぱいトラブルがなかった。
「おっぱいにトラブルがなかった」と答えてくれた方は9%います。
実際のアンケートでもこんな声が
はじめの頃はお乳が張ることがあったが痛みはなく過ごせたのでトラブルはないと感じている。
切れたりすることも少しあったが自分自身トラブルと感じていなかった。
赤ちゃんが愛おしすぎてそれも苦痛ではなかった。
人によって「おっぱいトラブル」の考え方が違うみたいですね。
「おっぱいトラブルがなかった」と答えた人は乳腺炎にならなかった人が多いという印象。
子どもの吸い方が生まれたときから上手で、
自分の母乳の出もよかったためトラブルは起きなかった。
おっぱいがたくさん出ても赤ちゃんが上手に飲めるなら、乳腺炎になりにくいのでしょう。
うちは4人の子供を完全母乳で育てたのですが、1回も乳腺炎になることはなかったです。
みんなおっぱいを飲むのが上手だったのかも・・・。
とにかく「泣いたらおっぱい」、「寝かし付けにおっぱい」、「水分補給におっぱい」と授乳することが多かったのも乳腺炎にならなかった理由かもしれません。
授乳期~卒乳期の中でおっぱいトラブルがあったのはいつ?
「おっぱいトラブルがあった」と答えてくれたママが実際におっぱいトラブルがあったのがいつなのか聞いてみました。
すると、こんな結果に。
「授乳期にあった(66.3%)」、「授乳期、離乳期から卒乳期の両方あった(18.3%)」
産後は出産前と比べるとおっぱいの状態がかなり変わるので、授乳期におっぱいトラブルがあった方が多いというのは納得の結果ですね。
授乳期だけでなく離乳期から卒乳期もおっぱいトラブルがあった方も多いので、母乳育児はおっぱいトラブルがつきものなのでしょう。
授乳している間おっぱいトラブルが続くのはつらい・・・
おっぱいトラブルでつらいのは何?
母乳育児をしている中で「おっぱいトラブルがあった」と答えてくれたママさんに具体的にどのようなことがつらかったのかアンケートを取ってみました。
すると、こんな結果が。
「おっぱいが詰まって乳腺炎(もしくは乳腺炎一歩手前)になり産院に駆け込んだことがある(31%)」が一番多く、次に「おっぱいはり過ぎてカチコチになり寝れなかった・緩和のための搾乳がつらかった(24.33%)」、「子供の飲み方が下手くそまたは強すぎてで乳首が切れて痛い(16.67%)」という結果になりました。
1位は授乳期に乳腺炎になり熱を出したこと
今回のアンケート結果では、「乳腺炎になったことがつらかった」と回答したママさんがとても多くいました。
アンケートでの声は
母乳がたくさん出る体質で、すごく乳腺炎になりやすく、
1人目の時は何度も熱を出し苦労しました。
乳腺炎がとにかく酷かった。一週間に一回詰まって熱が出るほどでした。
産後1週間後ぐらいしたら母乳がたくさん出るようになったが、
赤ちゃんがあまり飲んでくれずにおっぱいがカチカチになり乳腺炎になってしまった。
乳腺炎によって熱まで出てしまうという声がありました。
母乳の出が良くても赤ちゃんが上手に飲んでくれない場合は乳腺炎になりやすいようですね。
おっぱいが張ってしまうことで寝れない・緩和のための搾乳がつらい
外出した時や、赤ちゃんが長時間寝てしまって授乳間隔があいてしまった時などおっぱいが張って痛くなる時がありますね。
おっぱいの張りでつらいのも乳腺炎の一つの症状なので、乳腺炎になったという認識がない人もいるのかなと思います。
アンケートの声では
急に飲まなくなった時があり、胸がカチコチになり大変でした。
一番辛かったトラブルは乳腺炎一歩手前に何度か陥ったことです。
ここまでくると、おっぱいを自分で搾乳しても全く効果がなく、岩のようにカチカチになります。 こうなった際の効果的な緩和方法を事前にもっと頭に入れておけば良かった。
また、自分でどうにもならない時に対応してもらえる母乳外来などを事前に把握していればすぐに処置できたと思う。 また、そもそも乳腺炎にならないように詰まる前に授乳なり搾乳なりを意識的に行うことが大切だと思う。
というのがありました。
おっぱいが張ってつらい時は、乳腺炎になりかけている状態。
おっぱいをマッサージする、冷やす、さく乳するなどして様子を見ると良いです。
それでもつらい場合は、助産院や母乳外来で相談してみることをおすすめします。
乳首が切れて授乳がつらい
授乳中につらいのは「乳首が切れてしまうこと」。
赤ちゃんもママも授乳に慣れていなくて乳首が切れてしまったり、乳歯が生えてきたころに嚙まれて切れてしまったりと、本当につらいんですよね。
アンケートの声でも
男の子で力が強く、歯が生える前から乳首を噛まれる様になりました。
痛い!と声を出すと遊んでもらっていると思う様で、キャッキャっと喜んで余計に噛んで来るので困っていました。噛まれすぎて、口に咥えられるだけで激痛が走る様になったこともあります。
授乳で一番辛かったのは乳首の刺さるような激痛。
赤ちゃんの口を開けるタイミングと咥えさせるタイミングが悪く乳首が切れてしまい、授乳のたびに激痛に歯を食いしばって悶えてしました。
一度切れてしまうと治りが悪く、助産師さんからもっと方法を早めに習っておけばよかったと後悔しています。
薬を塗ってもすぐに授乳の時間が来てしまい、サランラップを授乳後は乳首に巻いて保湿していました。
というのがありました。
私は末っ子を授乳してる時に乳首を噛まれてけがをしたことがあります。
末っ子は遊びのつもりで噛んだのだと思うのですが「がぶっ」っと強めに噛まれたのでかなり痛かったです。
乳首が取れるかと思った。
しかも、1度ではなく何回も噛まれるし・・・。
乳首が傷ついてしまうと授乳が痛くてつらくて憂鬱なんですよね。
乳首にけがをするとその後の授乳もつらくなってしまって、そのまま卒乳という流れでした。
おっぱいトラブル少数派の声
ここからは、アンケートでは少数の意見を集めてみました。
少数の意見ではありますが、同じ悩みがあるママさんもいると思ったのでまとめてみました。
母乳の出が悪い
おっぱいトラブルの少数派の答えでは、「母乳の出が悪くて大変だった」というのがありました。
母乳は、出産や赤ちゃんがおっぱいを吸う時の刺激によるホルモンの分泌によって出ます。
しかし、出産してすぐは母乳の出はあまりよくありません。
赤ちゃんにたくさんおっぱいを吸って貰ったり、助産師さんからマッサージを受けることで母乳が出るようになるんですね。
アンケートの声では
一人目は全く母乳が出なかったのですが、周りの同時期出産の友人はみんな完全母乳で育てていたので、「自分だけどうして…」と出ないのが辛かったです。
出産前はこんなに母乳が出ない人がいるという事自体を知らなかったので、気持ちを切り替えるのが大変でした。
反して二人目はほぼ完全母乳だったので、子の相性にもよることと、今思えば慣れていなくてコツを掴めていなかったせいもあるのかなと思います。
おっぱいの出が悪い+赤ちゃんの飲み方が下手で、なかなか授乳が上手く出来ませんでした。
あげるときは授乳→前に搾乳しておいたもの→ミルクでした。あげたあとまた次回分の搾乳…と寝る時間が取れず辛かったです。
でも搾乳を続けていたおかげか、離乳時期にはミルクは要らないくらいに出るようになったのでよかったです。
赤ちゃんがおっぱいを吸うのが上手でなかったり、産後から母乳よりもミルクを頻繁飲ませるなどでおっぱいへの刺激が足りなかったりと、一人目は特に母乳が出なくて困ったという声がありました。
一人目で母乳が出なくても二人目で出ることがあるのね。
私も一人目の時は母乳の出があまり良くなかったので、産院ではミルクと母乳の混合。
生後1ヶ月くらいまで昼間は母乳だけ、夜寝る前にミルクも足してしました。
母乳を毎日飲ませていたら徐々に出る量も増えて来たので、ミルクを足さなくても大丈夫に。
2人目以降は、1人目で母乳を飲ませることに慣れたということもあり、始めから母乳だけで育てることができましたよ。
赤ちゃん、ママお互いに授乳に慣れるまでは母乳の出が悪い場合がありますが、慣れてくれば母乳が出るようになるので産後はなるべく乳首を吸わせると良いですよ。
足りない場合は無理せずミルクも足すとストレスにならないのでおすすめです。
卒乳後おっぱいが垂れた
卒乳後のおっぱい、ホント残念な状態になって悲しいの共感します。
母乳育児を頑張ったママさん、きっとみんな感じていることだと思うのですが、アンケートでは少数でした。
アンケートの声では
授乳中のおっぱいケアを怠ったために卒乳後、おっぱいがしぼんで垂れてしまってもどらないので、どれだけケアが大事か教えてほしかった。
私はもともとのバストの大きさが大きい方ではないので、垂れるというよりは、張りがなくなってしまったという感じで授乳前よりもさらに小さくなったような気がしました。
4人の子供をそれぞれ2歳過ぎまで母乳で育てていたので、約8年間授乳してたことになるんです。
そりゃあおっぱいの形が悪くなりますよ。
でも、これはある意味「勲章」だと思って誇りに感じています。
不快性射乳反射で授乳時に気持ち悪くなった
おっぱいのトラブルとは少し違いますが、授乳すると気分や体調が悪くなってしまう「不快性射乳反射」という症状に悩んだというママさんもいました。
比較的おっぱいの出もよく、子どもも二人ともよく飲む子どもたちだったので身体的なトラブルはありませんでした。
ただ、不快性射乳反射という授乳時に気分が悪くなってしまう症状があり、授乳の時間自体が辛い時がありました。
授乳期に、子供が母乳を飲み始めた瞬間に毎回気分が悪くなるというトラブルがありました。
どっと疲れがくるような、めまいや軽い吐き気がする感じで、調べてみたら不快性射乳反射というものがあるということを知りました。
私の場合は座って授乳するよりも寝転んで授乳した方がマシだったので、家ではほとんど寝転んで授乳していました。
私は、今回のアンケートをきっかけに「不快性射乳反射(ディーマー)」というのを知りました。
不快性射乳反射とは、赤ちゃんが乳首を吸って母乳を押し出す30秒から90秒前に不安や気分不快、胃の不快感、緊張、イライラなどの否定的感情が現れること
症状が長時間は続かないのですが、授乳のたびに不快な気分になってしまので、母乳育児をする方にとってやっかいな症状ですね。
症状が出てる時は気持ちを紛らわせたり、ミルクを使うなどして無理せずに症状と付き合うのが良いでしょう。
おっぱいトラブル予防法&予防グッズ~私が使ってよかったもの
このコラムでは、300人のママさんへのアンケートの回答をもとにお話しさせていただきました。
ここからは、おっぱいトラブルの中で特に多かった以下の悩みについて、実際どうすればよいのか、解決策について調べたことや体験談をご紹介します。
- おっぱいの張りがつらい
- 乳首が切れて痛くてつらい
- 乳腺炎がつらい
おっぱいが張るトラブルの解消方法
- 赤ちゃんに母乳を飲んで貰う
- 搾乳する
- お風呂でおっぱいをマッサージする
おっぱいが張ってつらい時は、赤ちゃんが飲んでくれるなら、飲んで貰うのが一番の解決方法でしょう。
張りや硬さがある部分を押しながら授乳すると張りが解消されます。
赤ちゃんが飲んでくれない場合は、搾乳機を使って搾乳すると良いです。
アンケートでは、手で搾っていたという方もいましたが、搾乳機を使うとらくに搾れるし、母乳を保存するのにも便利なのでおすすめです。
>>ピジョンの電動さく乳期の特徴や口コミが気になる方はこちら
赤ちゃんが上手におっぱいが吸えなくて母乳を飲ませることが難しいなら、搾乳機で搾った母乳を哺乳瓶で飲ませると良いですよ。
母乳育児をするなら、ピジョンの「母乳実感」という哺乳瓶がおすすめです。
母乳実感の乳首は、ママの乳首と近い柔らかさをしているので、赤ちゃんが哺乳瓶の乳首とママの乳首を混乱してしまうのを防ぐことができます。
血行が良くなると母乳が出やすくなるので、お風呂でおっぱいをマッサージするのもよいです。
張っている時に湯舟に入るとマッサージしなくても自然に母乳が出てしまうこともありました。
自分ではうまくマッサージできないという場合には、母乳外来をしてくれる助産院でやってもらうと良いですよ。
おっぱいマッサージや母乳育児の相談ができる「桶谷式母乳育児相談室」というのが、全国にあります。
あなたの家の近くにあるか検索してみて下さいね。
乳首が切れて痛いの解消方法
- 乳頭保護器や哺乳瓶の乳首をおっぱいの乳首に当てて授乳をする
- キズパワーパッドを貼って授乳する
- 搾乳したたものを哺乳瓶で授乳する
- 乳首がすれるのを防ぐために母乳パッドを着ける
- 保湿クリームを塗って保湿する
授乳が痛い場合の対策
授乳中に乳首が切れてしまって痛い時、授乳する時に乳頭保護器を使うと痛みを軽減することができます。
乳首が切れてしまっていても授乳は必要なのがつらいところ。
なんですが、乳頭保護器を使えば乳首を覆うことができるので、直接乳首を吸われることがありません。
乳首の形的に赤ちゃんが吸いにくい場合にも乳頭保護器を使うことで赤ちゃんが吸いやすくなります。
私は、乳頭保護器が使いにくく感じたので、キズパワーパッドで傷口を保護して授乳していました。
アンケートの声でも私と同じようにキズパワーパッドで痛みをしのいでいたという方が。
乳首を噛まれすぎて、口に咥えられるだけで激痛が走る様になったこともあるのですが、SNSでキズパワーパッドを貼ると痛みが和らぐとあり、試してみたところ、ほぼ痛みを感じず授乳できました。もっと早く使えば良かったと思ったアイテムです。
痛みが軽減されたので私には合っていたかな。
ただ、授乳中にはがれてしまって誤飲する可能性もあるので、使用する際は注意してください。
どうしても直接授乳するのが嫌な時は、搾乳機で母乳を搾って哺乳瓶を使って飲ませることもありました。
キズパワーパッドを貼っても誤飲の心配はないですからね。
授乳中に噛まれそうになったら赤ちゃんの鼻をつまんでました。
鼻をつまむと息が苦しくなるから口を離すんですよ。
「もう、噛まれたくない」と思ったらこの方法を試してみて下さいね。
洋服に擦れて痛い時の対策
授乳してない時、ブラに乳首がこすれて痛くないように母乳パッドやメデラのブレストシェル(乳頭保護器)で保護すると痛みを和らげることができます。
切れてしまった乳首を早く治したい時や、乾燥して切れるのを防ぐために保湿剤を塗ると良いです。
アンケートでは、「ピュアレーン」を使っている方がいました。
乳首が切れた時はびっくりするぐらい痛かったです。
友達からおすすめされたピュアレーンというクリームを塗ると治りました。
口に入れても大丈夫な保湿剤なので、授乳する時に拭き取り不要なのがラクですね。
乳腺炎の解消(予防)方法
- 乳腺炎の初期症状がある時に葛根湯を飲む
- 張っているおっぱいに蒸しタオルで温めて、手でしこりをマッサージする。
- 助産院に通って定期的に乳腺のマッサージをして貰う
- 張って痛みがあるなら搾乳する
- 搾乳し過ぎないようにする
- なるべく症状が出ている方を多く飲ませる
- 色々な抱き方をして授乳をする
- なるべく頻繁に授乳する
- こってりした食べ物などおっぱいが詰まりやすい食べ物を控える
- ごぼう茶やハーブティーを飲む
- ストレスを溜めない
今回のアンケートでは、「乳腺炎で悩んだ」という方が多かっただけに、乳腺炎の解消法や予防方法の体験談が多くありました。
乳腺炎が軽い時の対策
乳腺炎初期の段階で飲むと効果的なのが、「葛根湯」
実際に服用して症状が改善したという声も。
「乳腺炎には葛根湯が良い」という話を聞いて、おっぱいのつまりを感じたときに服用してみたところ、 ビックリするほどの効果があって、乳腺炎がひどくなる前に解消することができました。
(粉末状のものよりドリンクタイプのほうが効きが早かったようです)
風邪のひきはじめに飲むあの「葛根湯」と同じ。
葛根湯は、炎症を抑える効果や体を温める効果があるので、乳腺炎の症状が軽い時に服用することで、酷くならずに済むのでしょう。
乳腺のつまりや張りの対策
母乳の詰まりやおっぱいの張りを解消するために「マッサージをする」という声が多くありました。
母乳がすごく出る体質で子供が飲む量よりもはるかに母乳が作られてしまい、産後退院してすぐ乳腺炎になりかけました。
助産院に駆け込みマッサージをしてもらい、つまるかな?というタイミングで定期的に通い、卒乳する頃には量が調節できるようになりました。
おっぱいが張り過ぎて痛い思いをしたため、適度に搾乳をしたり、あたためてからマッサージをしたりしました(入浴中とかに)。
助産師さんにおっぱいマッサージをしてもらった時にはだいぶラクになったので、機会があれば受けてみるのも良いかと思います。
乳腺炎になりやすい場合は、お風呂で温めながらマッサージをしたり、定期的に助産院に通ってマッサージを受けることで乳腺炎の予防になります。
また、赤ちゃんが飲み切れない分は搾乳するのも効果的。
私もおっぱいの張りが気になる時は搾乳して張りを解消していました。
搾乳し過ぎるとその分また母乳が作られてしまうので、搾乳し過ぎないように注意して下さいね。
授乳する時にも乳腺炎にならないように意識することが予防になります。
複数ある乳腺、どの乳腺もつまらないようにするために、同じ抱き方ではなく色々抱き方で授乳をしたり、張っている部分を押しながら授乳するなどすると良いですよ。
授乳の回数が多い方が乳腺炎になりにくいので、なるべく頻繁に授乳することも乳腺炎の予防になります。
私は「泣いたらおっぱい」、「水分補給におっぱい」、「寝かし付けにおっぱい」とよくおっぱいを飲ませていたのが良かったのか4人母乳で育てる中で4人とも乳腺炎にならずにすみました。
母乳は血液で出来ているので、ママが食べているものが母乳に影響を与えます。
1人目の時は食べ物など特に対策を取っていなかったので突然の発熱と胸の痛みで辛かったです。食べ物や離乳に向けて授乳回数を減らす際は気をつけると2人目の時は乳腺炎にはなりませんでした。
食べ物の中には乳腺を詰まられてしまうものや、母乳がたくさん作られてしまうものがあるので食べ物で乳腺炎を予防することができます。
乳腺を詰まられてしまう食べ物は、チーズ、生クリーム、バターといった脂肪分が多く含まれているものや、天ぷらや唐揚げなどの油物。
牛乳やヨーグルトも体質によっては注意が必要です。
乳腺炎になりやすい場合には、脂分が少ない和食中心にすると良いですよ。
おもちやもち米を使ったお赤飯やおはぎは、母乳の出をよくする食べ物です。
母乳の出が少ない場合には食べた方が良いのですが、出過ぎて困っている場合には控えるようにしてください。
クリスマスやお正月は乳腺炎になりやすい食品が多く出てくるので特に注意が必要!
乳腺炎の予防に
血行を良くすることが乳腺炎の予防になります。
今回のアンケートでは、ごぼう茶を飲むことで乳腺炎を予防していたという方がいました。
食べ物ですぐに母乳が詰まりやすい体質だったのか、授乳中は乳腺炎に何度もなりました。
食べことが何よりも好きだったので、食事を制限しながらの生活は辛かったです。 和食中心の食事で、乳腺炎に効くごぼう茶を毎日ので乳腺炎を予防していました。
でもそのお陰で産後の体重は妊娠前よりも痩せることが出来たのは嬉しかったです。
ごぼう茶は血行を良くしてくれる作用があるので、乳腺炎の予防に繋がったのでしょう。
また、ごぼうには食物繊維がたくさん入っていたり、中性脂肪やコレステロールを分解する作用もあるので、産後ダイエットにもおすすめです。
ごぼうの味が苦手・・・という場合にはハーブティーはいかがでしょうか?
AMOMAのミルクスルーブレンドは、母乳のつまりに特化した成分が含まれているハーブティー。
>>AMOMAのミルクスルーブレンドの特徴や口コミが気になる方はこちら
癒し効果も期待できるので、育児ストレス解消にも良さそうですね。
次も母乳育児したいですか?もし再び出産することがあるなら母乳育児したいか聞いてみた
1人目を母乳で育てた方は、もし2人目が生まれた場合、2人目も母乳育児をしたいか聞いてみました。
するとこのような結果が。
「母乳とミルクも併用してバランスよく育てたい(46%)」、「ぜひ次回も完母で育てたい(44%)」
母乳オンリーにこだわらず、ミルクも飲めるようにして上手に併用していきたいという方が完母よりもわずかに多い結果になりました。
一人目を母乳育児しているから、母乳推しのママさんが多いのね。
この質問は複数回答ありにしたので、8人2つの選択肢を選んだ方がいました。
複数選んだ方の中では、「母乳とミルクも併用してバランスよく育てたい」と、「歯の生える間は母乳、離乳前にはミルクに切り替えて完ミ移行したい」を選んだ方が8人中3人と一番多かったです。
ミルクも飲めると他の家族も授乳できる、おっぱいで授乳するのがつらい時にミルクに頼ることができるというメリットがあります。
預けたい時にもミルクが飲めれば気軽に預けることができますよね。
アンケートでは、こんな声がありました。
家族みんなで協力しながら赤ちゃんを育てるという一体感が持てると思う。
自分は2人目が最初は混合だったけれど、完母になってしまったので、
赤ちゃんがママから全く離れられず、ママが途中からとても苦しかった。
基本的に母乳を選ぶが、保育園に向けてミルクも練習したいし、家族がミルクをあげると家族も喜ぶから。
1日の中で授乳している時間はかなりの割合を占めると思うので、「ミルクも併用して他の家族と協力したい」と考える方が多いのでしょう。
確かに、保育園に預けたい場合、完母だとミルクを飲ませるのが大変なんですよね。
完母はおっぱいトラブルがあったり、一人の時間があまり取れなくなるなど大変な面もありますが、「経済的」、「手軽に授乳できる」というよさがありますよね。
アンケートでは、このような声がありました。
ミルクを作る、哺乳瓶を洗う、と手間を省けるしコストもかからない。赤ちゃんがお乳を飲んでいる姿はとても可愛く癒されるから。
母乳で育てたほうがメリットが多いからです。
抗体をわけてあげれるため免疫力をつけることができますし、母乳で育ったほうがIQが高くなるという研究結果があるとも聞いたことがあります。何よりとても経済的ですし、自分自身も乳がんなどのリスクを減らすことができます。
私は4人の子供を完母で育てたは、「経済的」というのと、おっぱい出せばすぐに授乳ができて後片付けもいらないという「手軽さ」で2人目以降も完母を選びました。
まとめ~母乳育児を楽しくするためのコツは乳腺炎にならないようにすること~
今回、母乳育児中のおっぱいトラブルについてアンケートを取ったママさんたちからたくさんの声を頂きました。
私も母乳育児を経験したことがあるのですが、さいわいにも乳腺炎になったことがありませんでした。
しかし、今回のアンケートで多くのママさんが乳腺炎になったことがあったり、乳腺炎一歩手前までになったことがあるという結果に。
乳腺炎にならないように予防することが母乳育児を楽しく続けるコツなのかなと感じました。
母乳を長時間出さない状態が続くと乳腺炎になりやすくなってしまうので、頻繫に授乳する(搾乳する)というのが大事。
人によっては2年以上と長い期間授乳することがあるので、少しでも快適な授乳生活を過ごせるようにして下さいね。