近年は商業施設や観光施設などの多くに授乳室が設置されるようになり、育児中の家族でも安心して買い物や見学などができるようになりましたが、この設備を利用する際に知っておきたい点の一つに備品が挙げられます。
授乳室にあるものは施設ごとに異なっており、予め施設のホームページや、当社アプリ ママパパマップを見て確認しておくことで、必要な備品や設備が備わっているかを事前に確認することができます。
お湯の有無や、ベビーフードの有無、ベビーカーのまま入れるトイレはあるか などなど状況に応じて知りたいことは様々です。
当日のドタバタを避けるためにも、可能な限り事前リサーチをしておくとあたふたしないのでオススメです。
一般的な授乳室に用意されている備品
一般的に授乳室(ここでは赤ちゃん休憩室)には、授乳をするために最低限必要な備品として、
- 赤ちゃん乳児を寝かせるベッド
- 授乳用の椅子
- バッグなどの荷物を置くための台
はほぼ必ず備え置かれています。また、乳児用の粉ミルクやベビーフードをその場であたえられるように、家庭用の電気ポットや電子レンジが備え置かれている所も多く、施設によっては消毒ケースが設置されている場合もあります。このような施設では授乳後すぐに哺乳瓶を消毒することもできます。
授乳室は、授乳をするためだけでなく、おむつを交換するための部屋としても利用されています。このため、使用済みのおむつを捨てるためのゴミ箱、お尻拭き、ティッシュペーパー、洗面台はこの目的を達成するために必要なものとして備え置かれています。
※無料のお尻拭きがおいている場合は珍しいですが、非常に人気があったりします。
施設によっては洗面台ではなくキッチンが1台まるごと設置されていることがあります。洗面台やキッチンからは水と湯の両方が出るようになっているほか、台の近くには室内での作業を終えた後に手の汚れをとるためのハンドソープや、室内でついた臭いをとるための消臭剤、バスタオル、ハンドタオルなども備え置かれていることもあります。
緊急時のトラブルのための配慮も
そして、授乳スペースを設けている施設では、呼び出しボタンを設置している所が多いです。もし、室内で自分自身では対処できないようなトラブルに遭遇した場合は、このボタンを押せば施設のスタッフを呼び出すことができます。
また、商業施設では、授乳室が便所と一体となっていて、多目的トイレとして運用されているところも少なくありません。このような場所では便座が設置されており、ベッドに子供を寝かせておきながら自身が用を足すことが可能となっています。比較的新しい商業施設では、ほとんどで暖房便座や洗浄便座が採用されています。
施設によってはこの他にも様々な備品が授乳室に置かれています。例えば、ある大型の商業施設には、乳児用のベッドのすぐ横におむつとジュースの自動販売機が設置されており、自宅から出る際に替えのおむつを用意してこなかった場合や、赤ちゃんが喉が渇いたときにその場で対処することができます。
また、別のある大型商業施設では、授乳スペースのすぐ近くの休憩スペースに離乳食の自動販売機を設置しています。赤ちゃんがいる場合、体調を考慮して商業施設に長時間滞在するのを避けがちになりますが、離乳食やおむつ、ジュースなどを販売するスペースが設置されていれば、安心して長時間施設に滞在できるようになるでしょう。