赤ちゃんを連れたら必ずお世話になる、オムツ替えのスペース。

オムツ替えの台はトイレだけでなく、授乳室やベビールームに設置されていますよね。

最近はデパートやショッピングモール、駅などに授乳室が完備されていて、室内の設備もとても充実していますよね。

数十年前と比べると、そういった意味ではママやパパにとって非常に心強い環境といえます。

そもそも、授乳室とは何をする部屋?

「授乳室」と「ベビールーム」は、同じようですがはっきりと用途が異なります。

授乳室はママ専用で、カーテンなどで必ず仕切りができるようになっています。
中で、ゆっくり授乳をすることで赤ちゃんは落ち着いておっぱいを飲むことができるのです。

ベビールームは赤ちゃん連れ専用の部屋です。
室内には調乳用に熱湯が出る蛇口、オムツを替えるベッド、休憩用の椅子などが設置されています。
さらにママが赤ちゃんと一緒に入れるトイレなどをベビールームに設置しているところもあります。
ベビールームはママだけでなく、パパも入れる育児を目的としたスペースです。

場所によっては調乳スペースと授乳スペースが一緒になっている場合もあるので、このような場合は残念ですがパパは入れません。

赤ちゃんのために用意された「授乳室」や「ベビールーム」ですが、ここでモラルを疑うような使い方をしている人がいることをご存知ですか?
授乳室をめぐり湧き起っている問題について、詳しく紹介します。

ケース1:使い方を間違えた場合


ネットでは男性も授乳室に入れるようにするべき!と叫んでいる人もいるようですが、授乳室がなにをする部屋なのか冷静に考えてみましょう。
本当に男性が入る必要があるのでしょうか。
パパが赤ちゃんにミルクをあげたいけど、調乳室と授乳室が一緒の場合は、まず店員さんに相談してみましょう。


イクメンで子育てに自信があるパパも、よそのママからしたら男であることを忘れてはいけません。
家と同じ感覚で授乳室にパパが入ろうとしていたら、ママも抑制すべきですね。
大切な旦那さんが他のママから常識がない人とレッテルを貼られないためにも、注意したいですね。

ただし、昨今では施設によってパパも入れる専用の部屋を用意されていることもあり、一概にパパが立ち入りNGというわけでもありませんね。

基本的には男性立ち入り禁止と提示されているので、施設のルールにしっかりと従いましょう。

ケース2:あなたは入る理由ないですよね


子連れじゃない人には必要性がない部屋です。そもそも中で何をしているのでしょうか?
これは警備員を呼ばれても、文句を言えない状況です。


授乳室で許せるのは、他の赤ちゃんの泣き叫ぶ声まで。それ以外の音は、騒音です。
赤ちゃんが集中して飲めないと、余計に時間がかかり、さらに待っているほかのママに迷惑がかかることも。
ママが穏やかな気持ちで授乳できるように配慮するのも、大切なことです。

 

このように使い方を間違えると、ほかの利用者の迷惑になったり、ひんしゅくを買うことになるのです。

授乳室に関係ない人が入ると犯罪になるって本当?

誰でも入れる部屋ではありますが、ベビールームや授乳室に別の用途目的で入ることは立派な犯罪となることをご存知ですか?
刑法130条「正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。」と定められています。

正当な理由とは?

ベビールームの場合は赤ちゃんを世話するため、授乳室は赤ちゃんに授乳するために用意されています。
その目的に合っていなければ、正当な理由なく侵入したとなるのです。

人の看守する建造物とは?

管理者によって管理されている建物のすべてを指します。
例えば、スーパーやショッピングモール、デパートなども管理者がいて、開店・閉店時間などを管理しています。
つまり授乳室も、この管理下に置かれているのです。

侵入とは?

正当な理由を持たない人が、部屋に立ち入った場合は「侵入」となります。
これだけでも、逮捕の理由となるのです。
また「要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった」場合とは、管理者およびそれに準じるスタッフや店員などが侵入を認め、退去を勧告しても退去(部屋から出ない場合)も、同様に罰せられる対象となるのです。

簡単に入るべきではないが、必要とする人には開放されるべき場所

何かと問題視されることが多い育児問題は、今の日本に山積しています。

今まで育児に参加してこなかった男性が、育児に関わろうとする姿勢は大いに評価されなくてはなりません。
しかしデリケートな部分である「授乳」については、分かりやすく、はっきり区別される必要があるのではないでしょうか。


授乳室は、授乳をする母親のものです。これは生理学上、絶対に変えられない事実です。

しかし「育児」は男女の壁なく、パパもママもできなければいけません。
ミルクをあげたり、オムツを変えたりするのはママだけでなく、パパも行います。

そんなパパが臆することなく、堂々と使えるようにベビールームは今よりも開放されるべきなのです。

そして、入る必要がない人に対しては、店員や周囲の人がはっきり断れるような雰囲気づくり、時には厳罰に対処できるような社会の仕組みが出来上がるといいですね。